“熊野灘”の読み方と例文
読み方割合
くまのなだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「山越」の船で船夫をしていた父が、熊野灘くまのなだで難破した船といっしょに死ぬまで、幾たび同じことを頼みに母子三人でその店へいったかわからない。
初蕾 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
八丈島の上で二つにわかれた編隊の一つは、まっすぐ富士山の方に向い、他は、熊野灘くまのなだに添って紀伊水道の方へ進む。
壊滅の序曲 (新字新仮名) / 原民喜(著)