“熊野田”の読み方と例文
読み方割合
クマンダ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども今も豊能郡熊野田クマンダ村の祭礼に舁ぐがく(額)と言ふ立て物と比べて見ると、或は大額の義かと思はれぬでもない。
だいがくの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
摂津豊能郡熊野田クマンダ村の祭りのたて物なるがくのだしに吹き貫き形ではなく、四方へ放射したぶりき作りのばらんと言ふ物がつく。此処にもばりんとだしの関係は見えて居る。
まといの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
熊野田クマンダのがくに近いだいがくのひげこが、形似の著しい傘鉾の形式をとり入れるとすれば、まづひげこを天幕にすべきは当然である。其傘鉾の天幕も、元はひげこであつた事は疑ひもない事実である。
だいがくの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)