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無精
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むしょう
ふりがな文庫
“
無精
(
むしょう
)” の例文
「それア素晴しい自負だ!」と云って、その時私たちは
無精
(
むしょう
)
に喜んだ。その自負を最後まで貫徹するために、彼奴等に、捕かまったりしてはならなかった。
党生活者
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
すなおに——しとやかに——さりながらやたら
無精
(
むしょう
)
にかきまわす事の出来ない厳かさを持って居る。
繊細な美の観賞と云う事について
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
僕は君に逢って、全く
無精
(
むしょう
)
に嬉しい。さあとにかくそこに腰を下したまえ。そしてどうして君が、あんな恐ろしい断崖から生きて還ったか、その顛末を話してくれたまえ
空家の冒険
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
何だかしらんが
無精
(
むしょう
)
に腹が立った。そしてとうとう、力任せに歯をひっこぬいてしまった。
溺るるもの
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
“無精”の意味
《名詞》
無精(ぶしょう)
めんどくさがって物事を怠けること。
身だしなみなどに頓着しないこと。
(出典:Wiktionary)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
精
常用漢字
小5
部首:⽶
14画
“無精”で始まる語句
無精髭
無精髯
無精鬚
無精者
無精髪
無精髮