無礼なめげ)” の例文
旧字:無禮
末には百姓町人の賤しきをさえお目通りに引き給い、無礼なめげに飾なく申し上ぐることを、いと興がらせ給えり。
忠直卿行状記 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
此の家あやしけれど、おのれが親の五〇目かくる男なり。五一心ゆりて雨め給へ。そもいづ旅の御宿やどりとはし給ふ。御見送りせんもかへりて無礼なめげなれば、此のかさもて出で給へといふ。