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無始
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むし
ふりがな文庫
“
無始
(
むし
)” の例文
わしは勢いに巻き込まれたのだという気がする。他人の欲望——というよりも、むしろ
無始
(
むし
)
以来結ぼれて解けない人間の
怨讐
(
おんしゅう
)
の大
渦
(
うず
)
のなかに巻き込まれたのだという気がする。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
無始
(
むし
)
の昔から無限の末の世まで、続いて絶えない母と子との問題であるが故に、ことにその感を深くするものである。読者をただ眼前の人のみに求めた私たちの態度にも
懺悔
(
ざんげ
)
すべきものが至って多い。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“無始”の意味
《名詞》
始めが分からないほどはるか昔のこと。
(出典:Wiktionary)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
始
常用漢字
小3
部首:⼥
8画
“無始”で始まる語句
無始劫
無始本覚