炎天下えんてんか)” の例文
この砂漠に、醤麾下きかの最後の百万名の手勢てぜいが、炎天下えんてんかに色あげをされつつ、粛々しゅくしゅくとして陣を張っているのであった。
薫の弱い消極的なあきらめが、むしろ悲壮ひそう炎天下えんてんかで薫の顔をあおく白ました。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)