くぐ)” の例文
新字:
横手のくぐを押すと、鎖の付いた重い分銅が、ガヮラ/\と音を立てて、戸は一文字に開いた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
うつしくもいたもかなしきこの淺夜月にふたつの星くぐり入る
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
カイツブリのように水にくぐつていきをついて
金星は下くぐりつつ月の上に土星は明し光りつつ入る
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)