漿果しょうか)” の例文
ミカン類の果実は、植物学上果実の分類からいえば漿果しょうかと称すべきであるが、なお精密にいえば漿果中しょうかちゅう柑橘果かんきつかと呼ぶべきものである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
十月に入りて地全く乾けば水をもとむる狗頭猴の団体極めて夥しく河に赴き、かげった岸を蔽える灌木の漿果しょうかを食うため滞留す、彼らの挙止を観るは甚だ面白し
少しばかりの漿果しょうか、やまいも、羊歯しだの根、種々な灌木の花が、植物性食物の目録の全部をなすものである1