“漿果”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうか75.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ミカン類の果実は、植物学上果実の分類からいえば漿果しょうかと称すべきであるが、なお精密にいえば漿果中しょうかちゅう柑橘果かんきつかと呼ぶべきものである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
十月に入りて地全く乾けば水をもとむる狗頭猴の団体極めて夥しく河に赴き、かげった岸を蔽える灌木の漿果しょうかを食うため滞留す、彼らの挙止を観るは甚だ面白し
捲いた場所は舟を現しているらしいが、若し然りとすれば、この舟の積荷は、稲の藁でつくった球三箇、松の小枝、及び鮮紅色の漿果若干である。