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漐
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しと
ふりがな文庫
“
漐
(
しと
)” の例文
燻臭
(
いぶりくさ
)
き悪気は
四辺
(
あたり
)
に
充満
(
みちみ
)
ちて、踏荒されし道は水に
漐
(
しと
)
り、
燼
(
もえがら
)
に
埋
(
うづも
)
れ、
焼杭
(
やけくひ
)
焼瓦
(
やけがはら
)
など所狭く積重ねたる
空地
(
くうち
)
を、火元とて
板囲
(
いたがこひ
)
も
得為
(
えせ
)
ず、それとも分かぬ焼原の
狼藉
(
ろうぜき
)
として
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
漐
部首:⽔
15画