“漆地”の読み方と例文
読み方割合
うるしぢ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、「元祖黒焼」と看板の出てゐる土蔵造りの店が、まちの角に見えた。黒い漆地うるしぢに金文字で書かれた毳々けばけばしい看板が、屋根だの軒だのに沢山かけられてゐる。
イボタの虫 (新字旧仮名) / 中戸川吉二(著)