漂泊さす)” の例文
空蝉は薄命な自分はこの良人おっとにまで死別して、またもけわしい世の中に漂泊さすらえるのであろうかとなげいている様子を、常陸介は病床に見ると死ぬことが苦しく思われた。
源氏物語:16 関屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)