滞渋たいじゅう)” の例文
かみには、どんな御失費も滞渋たいじゅうができぬように、下の者も、どんな事をしても、苛税かぜいに骨を削らなければならぬ。下ほどそれは辛くなる。出ないものをしぼり出す苦悩なのだ。
(新字新仮名) / 吉川英治(著)