“滞樽”の読み方と例文
読み方割合
たいそん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滞樽たいそん二週の間、或時は満天煙の如く潮曇りして、重々しき風と共に窓硝子うつ落葉の二片三片もうら悲しく、旅心漫に寂寥を極めて孤座紙こざかみに対するに堪へず、杖を携へて愁歩蹌踉さうらう
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)