湿気しめり)” の例文
旧字:濕氣
停車場ていしやばから宿屋まで、僅か一町足らずの間に、夜風のひえおとがひを埋めた首巻が、呼気いき湿気しめりで真白に凍つた。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
麗らかに甘く、くるしく、湿気しめりさへ帯びて
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)