游泳およぎ)” の例文
汽車を待つ間、新太郎君は父親の側を離れずに何彼なにかとお相手を勤めた。游泳およぎの伝授中をお目に留まったのが気になって仕方がない。
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
游泳およぎを知らなかったからついそれ切りとなった。
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「いや、宿は違いましたが、海岸で始終一緒でしたし、弟さんに游泳およぎを教えた関係から兄さんと口をくようになったんです」
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
唯の風邪でないから此様こんなに長くかかったのだ。忠公が悪い。忠公と釣魚つりに行ったら忠公は游ごうじゃないかと言い出した。乃公は游泳およぎを知らない。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
游泳およぎってものは一旦覚えれば、もう忘れるものじゃありません。中学生時代なんて、それが怪しい」
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
と先輩後輩のことが分って急に懇親こんしんを加えた。松浦夫人は未だ若かった。その妹さんが秀子ひでこさんと芳子よしこさんで、その下に中学生の弟があった。新太郎君と寛一君はこの少年に游泳およぎを教えた。
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)