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渡頭
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わたしば
ふりがな文庫
“
渡頭
(
わたしば
)” の例文
その声を聞くと、それは日中、
渡頭
(
わたしば
)
を徘徊していたところの、
下野
(
しもつけ
)
の足利の貧乏にして豪傑なる絵師田山白雲に相違ありません。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
道傍に並ぶ柱燈
人造麝香
(
じんぞうじゃこう
)
の広告なりと聞きてはますます嬉しからず。
渡頭
(
わたしば
)
に下り立ちて船に上る。
千住
(
せんじゅ
)
よりの小蒸気けたゝましき笛ならして過ぐれば余波
舷
(
ふなばた
)
をあおる事少時。
半日ある記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
そして、
渡頭
(
わたしば
)
の船頭小屋の傍を往復するたびに、白い衣服の女の事を思いだして恐れた。
雪女
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
道中唯一の旅行券を
渡頭
(
わたしば
)
で、いい気になって居合を抜いた瞬間に、何者にか抜き取られてしまっている。ちぇッ。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
田山白雲は北上川の
渡頭
(
わたしば
)
に立って、渡し舟の出るのを待兼ねている。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
渡
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“渡頭”で始まる語句
渡頭守