深海松ふかみる)” の例文
或は、『靡き寝し児を深海松ふかみるの深めてへどさし夜はいくだもあらず』。
人麿の妻 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
真金まがね吹く吉備きびの海に、朝なぎに来依きよ深海松ふかみる、夕なぎに来依る○みる、深みるのよせてし君、○みるのよせて来し君、いかなれや国へかへらす、ちゝのみの父を思へか、いとこやのいもを思へか
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)