淡嶋あわしま)” の例文
淡嶋あわしまさまの、小さい池の上の橋のところに出て少し休む。鳩が群れている。線香屋さんの線香の匂いがする。ああ何処を向いても他国のお方だ。ほこりっぽい風が吹いている。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)