涼廊りょうろう)” の例文
宿の涼廊りょうろうで行きあったのをひきとめて、助左衛門を探しまわっている苦心の段を披瀝ひれきすると、モニカは濡れ濡れした大きな眼で吉之丞の顔を見かえしながら
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)