海松布みるめ)” の例文
二つ目の浜の石屋がかたへ、暮方仏像をあつらえにった帰りを、いやな、不気味な、忌わしい、ばばのあらもの屋の前が通りたくなさに、ちょうど満潮みちしおげたから、海松布みるめの流れる岩の上を
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)