海上うなかみ)” の例文
だからバエバエゴクも御飯をたくわざということに解せられるのである。下総しもうさ海上うなかみ郡ではオミツチャゴというのがこの遊びの名である。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「海上潟」は下総しもうさ海上うなかみ郡があり、即ち利根とね川の海に注ぐあたりであるが、この東歌で、「右一首、上総国かみつふさのくにの歌」とあるのは、いにしえ上総にも海上郡があり、今市原郡に合併せられた
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
『古事類苑』に引用した松岡玄達の『本草一家言』には、上総州海上うなかみ郷にこの苦楝すなわち楝が多いとある。百数十年も前から、あの地方にこの木の多いことは、すでに知られていたのである。
アテヌキという地名 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その海上うなかみであろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)