浮氷ふひょう)” の例文
しかしそのさわぎが治まって、塾生たちがそれぞれ割りあてられた室に落ちついてしまうと、ちょうど、音をたててぶっつかりあっていた浮氷ふひょうが急に一つの氷原にかたまったような沈黙が支配した。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)