泥鰌どぢやう)” の例文
私は、うまく暮してるけど、いつたい、あなたはどうなのよ……。泥鰌どぢやうのやうに泡を噴いてるぢやないの? ゆき子はそんな気持ちだつた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
水車のわきの小川には、いつも目高魚めだかや、泥鰌どぢやうや、田螺たにしや、小蟹こがにや、海老えびの子などがゐました。私たちはそれを捕つてバケツに入れ、カーン/\の鳴るまで、のんきにそこで遊ぶのでした。
先生と生徒 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
入れた泥鰌どぢやうりようになる。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)