沼城ぬましろ)” の例文
六日夜は、沼城ぬましろに泊まった。夜半ごろから暴風雨となった。すさまじい風雨の声をよそに、秀吉は深更まで、ここを守る宇喜多家の諸将へ、万一の場合の計を授けていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)