“江湖雑誌”の読み方と例文
読み方割合
こうこざっし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「うん。しかし江湖雑誌こうこざっしで聞けばすぐわかるさ。何でもほかの雑誌や新聞にも関係しているかも知れないよ。どこかで白井道也と云う名を見たようだ」
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
江湖雑誌こうこざっし編輯へんしゅうで二十円、英和字典の編纂へんさんで十五円、これが道也のきまった収入である。ただしこのほかに仕事はいくらでもする。新聞にかく、雑誌にかく。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
実は今度江湖雑誌こうこざっしで現代青年の煩悶はんもんに対する解決と云う題で諸先生方の御高説を発表する計画がありまして、それで普通の大家ばかりでは面白くないと云うので
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)