氷河鼠ひようがねずみ)” の例文
「わしは氷河鼠ひようがねずみを食ひにベーリング地方へ行きたいのだが、どこらがいちばんいいだらう。」
氷河鼠ひようがねずみの上着をつた大将はくちびるをなめながらまはりを見まはした。
氷河鼠の毛皮 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
イーハトヴの冬の着物の上にねラツコ裏の内外套うちぐわいたう海狸びばあの中外套と黒狐裏表の外外套を着ようといふんだ。おまけにパテント外套と氷河鼠ひようがねずみくびのとこの毛皮だけでこさへた上着も着ようといふやつだ。
氷河鼠の毛皮 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
『それから氷河鼠ひようがねずみくびのとこの毛皮だけでこさへた上着ね。』
氷河鼠の毛皮 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)