“水鳥（みずとり）” の例文

仙波沼（せんばぬま）の水が先のほうに少し見えた。水鳥（みずとり）だろう、胡粉（ごふん）を点々とおいたように白い。

梅里先生行状記 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「それでも、水鳥（みずとり）が時々くるんだよ。ああ、おもしろいものを見せようか」

金の目銀の目 (新字新仮名) ／ 豊島与志雄(著)

水鳥（みずとり）の鴨（かも）が降（お）り著（つ）く島で

古事記：03 現代語訳　古事記 (旧字新仮名) ／ 太安万侶、稗田阿礼(著)

“水鳥”の意味

《名詞》
水 鳥（スイチョウ、語義1:みずとり）

水上や水辺で生活する鳥。水禽。

（「水（さんずい）」＋「酉（とり）」より）「酒」の異称。

（語義2より）酒飲み。
(出典:Wiktionary)

“水鳥”の解説

水鳥（すいちょう、みずとり）とは、水辺に棲息する鳥の総称。
川、水田、湖沼、湿原、海岸などに棲息する。指の間に水かきをもち、水上、または水中での行動に適した体形に進化しており、陸上や樹上での敏捷性に欠けるものが多い。羽毛（ダウン）は断熱と撥水のため多くの空気を含む性質を有することから、防寒着や寝袋などの中綿に利用されている。
冬でも水上で活動できるのは足の付け根の部分で静脈と動脈の血管が隣り合わせになっていて、動脈血が静脈血によって冷やされ、足の温度が水温とほとんど差がない状態になり、静脈血も動脈血によって温められてから胴体に戻ることで体温の低下を防いでいるためである。
魚、両生類、貝、甲殻類など動物食のもの、水草、海草など植物食のものがある。
対応種に関しては、:Category:水鳥を参照。
(出典:Wikipedia)

水	常用漢字 小１ 部首:⽔ 4画
鳥	常用漢字 小２ 部首:⿃ 11画