水浴みずあ)” の例文
ところが、ヴォンブ水浴みずあびをしたり泳ぎまわったりしているガンたちのそばへいっても、だれからも帰れとは言われませんでした。
まだほの暗いうちに、彼は起って浴室にはいると、水浴みずあみして身をきよめていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朝の水浴みずあびをし、それから食事をすませて、あとは故郷の山でつんだ番茶を入れた大きな湯呑ゆのみをそばにおいて、ラジオのニュース放送の抜萃ばっすいを聞き入っているとき、カユミ助手が入って来て
断層顔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それほどに、裸の男の水浴みずあびは、はたから見ると気狂いじみて見えた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)