“水戸藩邸”の読み方と例文
読み方割合
みとはんてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水戸藩邸みとはんていの最後の面影おもかげとどめた砲兵工廠ほうへいこうしょうの大きな赤い裏門は何処へやら取除とりのけられ、古びた練塀ねりべいは赤煉瓦に改築されて、お家騒動の絵本に見る通りであったあの水門すいもんはもう影も形もない。
伝通院 (新字新仮名) / 永井荷風(著)