氣仙けせん)” の例文
新字:気仙
其頃私の姉の家では下宿屋をして居たが、其家に泊つて居た鬚……違ふ、アノ鬚なら氣仙けせん郡から來た大工だと云つて、二ヶ月も遊んで喰逃して北海道へ來た筈だ。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)