氏族うから)” の例文
そこは夜目遠目のきく闇の精のような氏族うからで、のみならず、早乗りにかけては及ぶものがないという名人ばかりだから、毎夜、鷹巣から城山の尾根づたいにやってきて、月明りをたよりに畑仕事をし
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)