“比露子”の読み方と例文
読み方割合
ひろこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以前飯田橋舞踏場いいだばしホールでダンサーをしていたと言う美しい比露子ひろこ夫人とたった二人で充分な財産にひたりながら、相当に派手はでな生活を営んでいた。
花束の虫 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
その頃の三四郎の留守宅には、妻の比露子ひろこ従弟いとこに当る及川おいかわというM大学の学生が、月始めからやって来ていた。この男に関しては、私は余り詳しく知らない。
寒の夜晴れ (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)