“母親(おつか)” の例文
「母親(おつか)さん、心配しないで居て下さいよ、奈何(どん)な事が有つても私が承知しませんから」と言ふもんですから——いえ
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『しかし、』とお志保は清(すゞ)しい眸(ひとみ)を輝した。『父親(おとつ)さんや母親(おつか)さんの血統(ちすぢ)が奈何(どんな)で御座ませうと、それは瀬川さんの知つたことぢや御座ますまい。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
もし其穢多が斯(こ)の教室へやつて来て、皆さんに国語や地理を教へるとしましたら、其時皆さんは奈何思ひますか、皆さんの父親(おとつ)さんや母親(おつか)さんは奈何(どう)思ひませうか——実は
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「M君、君も母親(おつか)さんのところへ出したら奈何(どう)です。」と私は言つて見た。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)