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母御
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かさま
ふりがな文庫
“
母御
(
かさま
)” の例文
「さあ、病気が病気じゃから、よく行けばええがの、武どん——
医師
(
おいしゃ
)
の話じゃったが、浪どんの
母御
(
かさま
)
も、やっぱい肺病で
亡
(
な
)
くなッてじゃないかの?」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
みいな
母御
(
かさま
)
のがうつッたのじゃ。まだこんな話が幾つもあいます。そいでわたしはの、武どん、この病気ばかいは油断がならん、油断をすれば大事じゃと思うッがの
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
卿
(
おまえ
)
も知っとるはずじゃが、あの知事の
東郷
(
とうごう
)
、な、
卿
(
おまえ
)
がよくけんかをしたあの
児
(
こ
)
の
母御
(
かさま
)
な、どうかい、あの
母
(
ひと
)
が肺病で死んでの、
一昨年
(
おととし
)
の四月じゃったが、その年の暮れに、どうかい
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
“母御”で始まる語句
母御前
母御似
母御樣