正真物しやうしんもの)” の例文
講道館の嘉納治五郎氏は、書画をたのしいが、正真物しやうしんものの書画は値段が張つてとても買へないからといつて、書画代用の妙案を実行してゐる。
さうはないで、縁もゆかりも無い者からでも、矢張正真物しやうしんものの涙を買ふところに、一寸女房の情合じやうあひが見えて可笑をかしい。