“止観”の読み方と例文
旧字:止觀
読み方割合
しかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『嬉遊笑覧』に『遠碧軒随筆』を引いて、庚申の三猿はもと天台大師三大部の中、止観しかんの空仮中の三諦を、不見みざる不聴きかざる不言いわざるに比したるを猿に表して伝教大師でんぎょうだいし三猿をはじめたという。
源氏物語にも言辞事物げんじじぶつの注のほかに深き観念あるを説いて止観しかんの説という。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)