“檻致”の読み方と例文
読み方割合
かんち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さても彼は、安政六年五月二十五日において、いよいよおおやけの筋より江戸檻致かんちの命を聞くに至れり。彼はこれを聴いて、ごうおどろく所なし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
彼は自己の罪に非ざる罪のために檻致かんちせられたるなり。何となれば、すべて幕府が彼に対して鞠治きくじしたるものは、みなこれ大楽だいらく源太郎が為したる所にして、松陰の関したる所に非ざればなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)