機織唄はたおりうた)” の例文
そしてその乳母ばあやが、切支丹屋敷の、あの吉野桜の咲く南縁で、よく、甲斐絹かいきを織る機織唄はたおりうたをうたって聞かせてくれたことも、お蝶はいまだに忘れません。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)