“横光利一”の読み方と例文
読み方割合
よこみつりいち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで弟は中学を出るとすぐ上京して、しばらく菊池寛のところにごろごろしていたことがある。横光利一よこみつりいちなども、一緒だったように覚えている。
一人の無名作家 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
これと全く同じ意味の空虚な悪戦苦闘をしている人に横光利一よこみつりいちがあり、彼の文学的懊悩おうのうだの知性だのというものは、距離をごまかす苦悩であり
デカダン文学論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
敬二東道の下に章子を帯同、一路自動車にて奥田彩坡さいは経営の士乃セナイ護謨ゴム園を訪ふ。横光利一よこみつりいち同道。帰途タンジヨン・カトンの玉川ガーデン、敬二居等に立寄り、今日の吟行地植物園に下車。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)