権力ちから)” の例文
旧字:權力
◯天然を以て神の権力ちからを知る事が出来る。歴史を以て彼の智慧をはかる事が出来る。ある程度までは人智を以て「神の深き事をきわめ、全能者を全く窮むる事が」出来る(十二章七節)。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
誰か彼等より、不死の性を奪う権力ちからをか授けられたる、偉大なるは常念岳である。
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
あっちにもこっちにも客あしらいがしてあって——江木の権力ちからと自分の美貌からだと思っていたから。だから顔が汚なくなるということが一番怖こわい、それと権力も金力も失いたくない。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
権力ちからおごるほゝゑみに
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)