とど)” の例文
ちょうど目の前にあった直径五寸位のとど松の若木の植林したものを指しながら、あれでも二十年位はかかっているのだからと嘆息するのであった。
米粒の中の仏様 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
物質から来る連想の例では「居風呂すえふろの屋根」「とどひのき」「赤い小宮」と三つ続くようなのがある。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
隠沼はとどに亡びぬ閑古鳥
不器男句集:02 不器男句集 (新字旧仮名) / 芝不器男(著)