植髪うえがみ)” の例文
うしろで、手をつかえているのは、この間、範宴がかたみぞといって植髪うえがみの坐像をもたせて帰した六条の召使、箭四郎やしろうなのである。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——会いとうございました。毎日、兄君の植髪うえがみ御像みぞうをながめてばかりおりました」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)