椅榻こしかけ)” の例文
われは樂を聽きて悶を遣らんがために往きぬ。聽衆は堂の内外に押し掛け居たり。前なる椅榻こしかけには貴婦人肩を連ねたり。色絹、天鵝絨びろうどもて飾れる觀棚さじきの彫欄の背後うしろには、外國の王者並び坐せり。