棹立さをだ)” の例文
が、そんな事でなだめられる『東雲しのゝめ』でなかつたのか、それともすれ違ひさま、梯子の先が馬の尻に觸つたのか、馬はパツと棹立さをだちになると、馬丁べつたう法被はつぴをかなぐり捨てゝ、奔流ほんりゆうの如く元の道へ。