森羅殿しんらでん)” の例文
杜子春はその風に吹かれながら、暫くはただ木の葉のやうに、空を漂つて行きましたが、やがて森羅殿しんらでんといふ額の懸つた立派な御殿の前へ出ました。
杜子春 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
杜子春はその風に吹かれながら、暫くは唯の葉のように、空を漂って行きましたが、やがて森羅殿しんらでんというがくかかった立派な御殿の前へ出ました。
杜子春 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)