“梳(ず)” の例文
非常に年は取っているが、昔の日に美しかった名残(なごり)の髪を切り捨て後ろ梳(ず)きの尼額になったために、かえって少し若く見え雅味があるようにも思われた。
源氏物語:50 早蕨 (新字新仮名) / 紫式部(著)
こんなことを言われる時、短くして後ろ梳(ず)きにしてしまった額髪に手が行って、心細い気になると自然に物思いをするようになります。忍んでももう涙を一度流せばあとは始終泣くことになります。
源氏物語:02 帚木 (新字新仮名) / 紫式部(著)