“桃畠”の読み方と例文
読み方割合
ももばたけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地続きの桃畠ももばたけへ入ると、さあ、たくさん取れ、今じゃ、ねえさんのものになったんだから、いつでも来るがいい。まだ、うりもある、西瓜すいかも出来る、と嬉しがらせて、どうだ。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私の村には、まだ私の小さい家が残って在ります。年老いた父も母も居ります。ずいぶん広い桃畠ももばたけもあります。春、いまごろは、桃の花が咲いて見事であります。一生、安楽にお暮しできます。
駈込み訴え (新字新仮名) / 太宰治(著)