根体こんたい)” の例文
人間個々が、未生みしょうからすでに宿してきた性慾、肉体の解決という課題が、文学の大事ならば、同列の人間宿命といいうる闘争本能の根体こんたい究明きゅうめいしてゆくことも、大きな課題といってよい。
宮本武蔵:01 序、はしがき (新字新仮名) / 吉川英治(著)