枝蛙えだがえる)” の例文
木綿子はその幼い手足を投げ出して、今は眠りについた。窓先で枝蛙えだがえるが鳴く。壁の透き間でこおろぎが鳴く。彼らは何を感じて寂しい声を鳴くのか。
水籠 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)